
宮城県芸術祭、そして
- 薫 土屋
- 2021年10月11日
- 読了時間: 1分
2021年第58回宮城県芸術祭絵画展にて、仙台市長賞をいただくことができました。選んでくださった方々、見てくださった方々、ありがとうございます。
今回は苦しみました。小下図、大下図と本画の乖離が激しく、出品をやめようと何度も思いました。当初考えていた、線描で表すプランでは、画面が持たなかったのです。すると、線ではなくどこからか生まれてきたバブルが大量に発生。生まれてきてしまったものは、受け入れよう。線描は、一生の課題です。
会場に向かう道すがら、ラジオで柳家小三治師の訃報を聞きました。仙台独演会は再来月だったのに、間に合いませんでした。
当時岩沼に疎開していた小三治師が見た仙台空襲。相撲取龍田川、さっき食べたのにお腹がぐうと鳴った、みたらし団子やあつあつうどん。会話が成り立たない恐怖の馬の田楽ワールド。毎年12月、不思議連邦落語国に、有無を言わさず連れて行ってもらいました。ありがとうございます、小三治師匠。
ご冥福をお祈りします。
2021年第58回宮城県芸術祭絵画展
仙台メディアテーク 5階
2021年10月12日(火)まで
入場料 500円
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